蕎麦の発祥は信州伊那市から全国へ

蕎麦発祥の地

蕎麦の歴史を紐解く

長野県伊那市荒井内ノ萱地区の碑

神社内に建てられている

行者そば発祥の由来の碑

行者蕎麦の由来


遠く奈良時代の初め西暦700年頃、修験道を確立した役小角(えんのおずぬ)最後の修行の場として、駒ヶ岳に登る途中、内ノ萱の村人の温かいもてなしの礼にと山間の高冷地でも実る一握りの種をおいていったという。やがて、数百年を経てこの行者そばは、信州一円に拡がっていったと伝えられている。
(石碑から抜粋)

信州伊那市発祥の地を訪れる

中央道伊那ICから西に向け大萱の信号機を南に車を走らせ途中西の狭い道に入って行きます。
くねくねと曲がった道ポツンポツンと家が点在、左には小黒川が流れている。山に入って行く、夏でもひんやりする場所、やがて駒ヶ岳神社里宮があった、ここが蕎麦発祥の碑があるところです。
少し上ると小黒川渓谷キャンプ場がある。静まりかえった水と鳥のさえずりしか聞こえない場所であった。

行者蕎麦とは何か?


江戸時代のはじめ、高遠藩主(現伊那市高遠地区 高遠桜が有名)保科正之公は無類の蕎麦好きと知られ、辛つゆ(後述説明)で食べる内ノ萱の「行者そば」が大好物であったそう。それを聞いた人々は行者そばを食べようと内ノ萱に押しかけ、大変な評判になってしまいました。人々の求めに応じきれなくなった内ノ萱地区では「西駒ヶ岳登山を修めるもの以外行者そばを食べることはできない」とし、行者そばの味は秘伝の味になってしまったとか。

からつゆとは?(辛汁)


行者そばの特徴は「辛つゆ」。この時代この山間部には海の魚介が手に入らなかった、今みたいに鰹をふんだんに使った汁などなかった。
辛つゆは大根おろしの汁に焼き味噌を入れたつゆでそばをいただきます。
伊那には「行者そば」と「高遠そば」があります、「高遠そば」は高遠の山間部に伝わる「からつゆそば」が江戸時代に東北の会津地方に伝わって「高遠そば」と呼ばれるようになり、その名称が高遠に里帰りしたという歴史があるご当地そばです。辛味大根は汁気が少なく辛味が非常に強い「高遠辛味大根」が使われます。

高遠そば8割 (こやぶそば店)
焼き味噌、ネギ、辛味大根、わさびを汁に入れます

蕎麦発祥の地で10月には「新そば祭り」が開催


毎年秋になると「5週ぶっとおしそば三昧」と題し各地で新そば祭りが行われます。
日程は改めて記載しますが、大体の日時は10月の中旬です、食券は即完売になるので早めに来てください。詳しくは随時更新していきます。

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